ホエイプロテイン WPC,WPI,WPHの違いとは? 筋トレ歴5年の大学生が解説!
こんにちはこの記事を書いているろんです。
今回は筋トレを始めたばかりでとりあえずプロテインを買ってみたけど商品表示に書いてある「WPCとかWPIってなんなの?」という疑問を持つあなたのために筋トレ歴5年の私がそれぞれの違いを解説していきます!
この記事を読んでわかること
- WPC,WPI,WPHとは何か(それぞれの特徴を含む)
- あなたにあったプロテインは何か
プロテインにはホエイ、ソイ、カゼインがありますが、実はホエイプロテインはさらに3つに分けることができます。それぞれWPC、WPI、WPHとよび、各々の特徴があります。この記事を読めばあなたがどのタイプのプロテインを求めているのかを知ることができます。
WPCとは
WPCとはWhey Protein Concentrateの頭文字を取ったものです。
日本語では濃縮したホエイプロテインという意味になります。
市販で売られているプロテインの多くがこのWPCに当たります。
WPCはプロテインの中でもタンパク質含有率が80%の商品を指しています。
WPCの特徴
WPCの特徴は以下のものが挙げられます。
-
コスパがいい
-
WPIよりビタミンやミネラルが豊富
-
乳糖が残っている
-
味の種類が豊富
順を追って説明しますと、
1.コスパがいい
WPCはWPI、WPHと比較してタンパク質含有率が低いことからコストが低くなっています。しかし、タンパク質含有率80%は十分に高い水準なので無理して高いものを買う必要はないと思います。
2.WPIよりビタミンやミネラルが豊富
WPCはWPIと比較して純度が低い反面、乳清(ホエイ)のなかに含まれるミネラルやビタミンが残っています。そのため、タンパク質だけでなくビタミン、ミネラルもバランス良く取りたいという方はWPCの購入を検討することをお勧めします。
3.乳糖が残っている
乳糖とは牛乳など哺乳類の乳に含まれる糖分のことです。人によっては乳糖がうまく消化できずお腹がゴロゴロしている感じがしてします方もいます。このことを乳糖不耐症といいます。
もし学校給食で牛乳が苦手だった方はこの乳糖不耐症の可能性があります。基本的にホエイプロテインは動物性タンパク質(牛乳)から作れており、WPCにもこの乳糖が含まれています。
そのため乳糖不耐症の方が乳糖を含むWPCを飲んでしまうと胃がゴロゴロしたり、腹痛を起こしてしまう可能性があります。
乳糖不耐症の方にはWPI(乳糖を除去しています)を購入することをお勧めします。
4.味の種類が豊富
WPCは純度がそこまで高くない分たくさんの味(フレーバー)があります。例えば、My ProteinのWPC(インパクトホエイ)だと60種類以上の味があります。
WPIとは
WPIとはWhey Protein Isolateの頭文字を取ったものです。
日本語では分離ホエイプロテインという風に言います。(分離というのは純度の高いプロテインを作り出す工程でWPCの成分を一度分離することから来ています)
これはWPCよりさらに純度の高いタンパク質含有率を誇るプロテインに付けられます。具体的には90%前後のタンパク質含有率のものを指します。
WPIの特徴
WPIの特徴は以下のものが挙げられます。
- WPCよりコストがかかる
- 乳糖が入っていない
- タンパク質含有率が高い
- 味の種類が少ない
1.WPCよりコストがかかる
WPCに比べてタンパク質含有率が高く特殊な製法を用いているため、少し高めの値段設定となっています。しかし、純度が高く、乳糖も入っていないためメリットも多くあります。
2.乳糖が入っていない
乳糖が入っていないため、乳糖不耐症の方も飲むことができます。WPCが体に合わなかったという人でもWPIを試してみるといいでしょう。
3.タンパク質含有率が高い(脂質、炭水化物が少ない)
たびたび触れていますが、WPIはタンパク質含有率が90%前後と高いです。それはすなわち、脂質、炭水化物の割合が低いことも意味しています。そのため、余計な脂肪をつけることなく筋肉を成長させることができます。(WPCでも脂質は十分低い水準です)
4.味の種類が少ない
特殊な製法を用いて純度を高めているため、味の種類が少ないです。
そのため、味に飽きが来る人もいるかもしれません。そんな時は飲み方をアレンジするなどして飽きないような工夫をしましょう。お勧めのプロテインスムージーを紹介していますのでぜひ試してみてください。(乳糖不耐症の方は牛乳を豆乳に置き換えたり、ヨーグルトを豆腐などにすると良いです)
WPHとは
WPHとはWhey Protein Hydrateの頭文字を取ったものです。
WPHの特徴
WPHの特徴は以下のものとなります。
- タンパク質含有率が高い
- 吸収が早い
- 味が少ない
- コストが高い
- 乳糖が入っていない
1.タンパク質含有率が高い
WPHは加水分解という特別な製法で作られており、WPC、WPIよりも純度の高いプロテインとなっています。具体的には90%以上の含有率を誇るものを指しています。
2.吸収が早い
1でも説明したように非常に純度が高いです。さらにタンパク質を細かく分解する特殊な方法を用いることで吸収しやすく作られています。
どちらかというとBCAAやEAAのようなサプリメントに近いですね。そのためいち早くタンパク質を摂取したいという方にお勧めです。
3.味が少ない
やはり、純度をあげると余計なものが入れられないせいで味が少なくなります。マイプロテインでもノンフレーバー(味なし)しかありません。
4.コストが高い
特殊な製法で純度をあげ、吸収しやすくしていることから他の二つ(WPC、WPI)と比べてコストが高くなります。
5.乳糖が入っていない
WPHもWPIと同様に余計なものを除去しているため乳糖が入っていません。そのため乳糖不耐症の方にも使用していただけます。
まとめ
以上、WPC,WPIの特徴を説明しました。上記を踏まえて、それぞれのプロテインをどのような人に勧めるのかまとめていきます。
WPCを勧める人
WPCの特徴を踏まえると、
- 乳糖に耐性がある
- 味を楽しみたい
- コスパ重視
上記に当てはまる人にお勧めです。
WPIを勧める人
WPIの特徴を踏まえると
上記に当てはまる人にお勧めです。
WPHを勧める人
WPHの特徴を踏まえると
上記に当てはまる人にお勧めです。
以上、WPC、WPIの違いとどのような方にお勧めするのか解説させていただきました。今回も大学生とワークアウトを読んでいただきありがとうございます!ぜひ、他の記事もチェックしてくださると幸いです!。